し尿処理 北岩手衛生センター

水や環境を守るし尿施設

 北岩手環境衛生センターは、八幡平市、葛巻町、岩手町、盛岡市玉山地域の4つの市町のし尿を共同処理するための施設です。 昭和39年に一部事務組合を設立し、昭和40年には1日に35キロリットルの処理量をもつ「嫌気性消化方式」の施設を設置しました。さらに昭和49年には1日に65キロリットルを処理できる酸化処理方式の設備を増設して処理に当たってきましたが、生活様式の変化や観光人口の急激な増加により、し尿の処理量が増加したこと、施設の老朽化が進んだことなどにより、昭和60年度より3ヶ年計画で1日に100キロリットルの処理が可能な新しい施設を建設し、現在に至っています。 現施設には低希釈法二段活性汚泥法処理方式や、凝集沈殿、オゾン脱色、砂ろ過設備などの高度処理設備を備えているほか、臭気対策や放流水など、環境保護へも配慮がされています。 また、簡易トイレや合併浄化槽の普及に伴い、し尿や浄化槽汚泥の処理量が増加してきましたので平成8年度から平成9年度にかけて1日に45キロリットルを処理できる「浄化槽汚泥処理施設」を増設し、平成10年度からは、既設分と合わせて1日あたり145キロリットルの処理を行なっております。
施設概要
名称 北岩手環境衛生センター
所在地 岩手県八幡平市平舘第27地割49番地
構成団体 盛岡市(玉山地域)・八幡平市・岩手町・葛巻町
し尿処理施設 敷地面積 6,855㎡
延床面積 2,761㎡
建築面積 2,156㎡
着工  昭和60年7月10日
竣工  昭和62年10月31日
処理能力 し尿100kl/日
処理方式 二段活性汚泥処理
浄化槽汚泥処理施設 延床面積 600㎡
建築面積 527㎡
着工  平成8年7月15日
竣工  平成10年3月25日
処理能力 浄化槽汚泥45kl/日
処理方式 浄化槽汚泥専用処理方式

※施設は団体やグループで見学することができます。詳しくは盛岡北部行政事務組合へお問い合せください。

処理水の比較

二次処理水から凝沈処理水、放流水と処理毎に水が透明になっていきます。

放流水質

区分 PH 生物化学的
酸素要求量
(BOD)
窒素
(T-N)
懸濁物質
(SS)
化学的酸素
要求量
(COD)
りん

(T-P)
大腸菌
群数
色度
法令等に
よる基準
5.8
~8.6
160mg/l
以下
160mg/l
以下
200mg/l
以下
160mg/l
以下
16mg/l
以下
3000個/ml
以下
組織放流
水質
5.8
~8.6
10mg/l
以下
10mg/l
以下
10mg/l
以下
30mg/l
以下
1mg/l
以下
3000個/ml
以下
30度
以下

ご存知ですか?し尿処理のこと

 当センターでは、4市町の約66,000人分のし尿を処理しています。平均すると、ひと月あたり約3,600件を処理していることになりますが、例年、お盆前の7月とお正月前の12月には特に収集の依頼が集中しています。このように特定の月に処理が集中すると、当センターの処理能力を超えてしまう恐れがあるほか、各家庭への収集に対応しきれない場合があります。
 住民のみなさんには、定期的なくみ取りにご協力くださいますよう、お願い申し上げます。

◆し尿処理についてお願い◆

  • 収集の際には、くみ取り前とくみ取り後、みなさん自身で収集車のメーターをチェックし、収集量を確認しましょう。
  • くみ取りが円滑に行なわれるよう、便槽付近には障害物を置かないでください。
  • 便槽にガムやビニールなど、衛生センターで処理できないものは入れないでください。 機器の破損や故障の原因になります。
  • トイレを改装、新築される方で、簡易水洗を予定される場合は1,000リットル以上の便槽の設置にご協力ください。

◆処理業者一覧(収集地域ごと)◆

八幡平市

有限会社 安代衛生社

八幡平市荒屋新町61番地

電話:0195-72-2245

株式会社 北岩手衛生センター

八幡平市大更第1地割238番地10

電話:0195-76-2736

有限会社 松尾清掃社

八幡平市松尾寄木第13地割242番地

電話:0195-78-2127

葛巻町

有限会社 シダ

葛巻町葛巻第13地割3番地2

電話:0195-66-2419

岩手町

有限会社 岩手環境衛生

岩手町大字一方井第15地割47番地6

電話:0195-62-3225

有限会社 沼宮内衛生センター

岩手町大字五日市第10地割184番地7

電話:0195-62-2647

盛岡市玉山地域

有限会社 好摩衛生社

盛岡市好摩字夏間木70-346

電話:019-682-0144

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